徒然草tokyo

アラフォー、都心在住、バツイチ、猫あり、

下瞼のたるみをとることにした。いざ、手術の巻③

 というわけで、手術です。下眼瞼脱脂術です。

 

オペ後1週間はお酒が飲めないということで、前日は前夜祭と、友人とお酒を飲みましたw

 

オペ後1週間、飲酒禁止、激しい運動禁止、湯舟に浸かるのも禁止です。

また24時間は洗髪、洗顔も禁止と聞いていたので、お風呂に入ってから家を出ました。

 

帰ってから料理とかもできないかもしれないと、簡単に下ごしらえもしました。

また、外は曇り空、もう夕方だし、日焼け止めも塗らず、すっぴんです。

 

クリニックについて受付でコロナ対策の検温、問診票の記入。

美容医療はコロナで大盛況(マスクだから!)だけど、コロナの感染も怖いだろうなぁと思う。

 

さて、番号を呼ばれ(こちらでは名前ではなく番号で呼ばれる。銀行システム)、担当の看護師さんに洗顔をお願いされる。(さっき洗ってきたけど。。)と思いながら、「メイクしてないけど洗顔したほうがいいですか?」と尋ねると、「はい。」と有無を言わさぬ返答。まぁ、そうだよね、雑菌とかね。

顔を洗って部屋に通され、まず説明、そして写真撮影。

「緊張してますか?」(看護師さん)

「緊張、してないけど、これからするんだと思います。」と私。

 

この看護師さんも若いのに下眼瞼脱脂やったらしい。みんな、若いのに・・・。そしてお肌ちゅるちゅる。立派です。

でも自分もやったことのある人に担当してもらえるのはやっぱり心強いかもしれない。

 

今日は下眼瞼脱脂と共にほくろ除去もしてもらうのでマーカーでとるホクロに印をつける。

最初に鎮痛剤と胃薬、抗生物質を前もって服用する。不織布のシャワーキャップに髪の毛をすべて収める。手術っぽい!

先生が明るく登場して、また私の下瞼の状態を確認する。手の甲にメモをとったりする。

 

そしてベッドに横になり準備が進められる。消毒したり、麻酔の目薬を2種類点眼したり。

いざ下瞼の内側に麻酔注射。

ちょっと痛い、、大した痛みではない。ひどい虫歯の痛みの方がひどい。

「これで鋭い痛みはもう終わりですよー。」先生

(鋭い痛み?ということは脂肪の摘出は鋭い痛みではないのか、、と思う。)

 

上瞼と上まつ毛(私はエクステしたまま)をテープで上に保護して、(たぶん)下まぶたをべろんとめくる。

この辺りは不思議と下瞼をめくられてる感覚がよくわからなかったけど、そうやって手術するはずだから、そうなんだと思う。

準備が整ったら目を楽にして良いという。

良かった。。

目を開けたままだと思っていた。やっぱり見えるというのは怖い。

注射は目を開けてたからやや怖かった。目を楽に閉じているような状態でやってもらえるならその方が随分気が楽だ。

 

私が恐れていたのは、手術は絶対にやりたいのだけど怖くて暴れたり、迷惑をかけること。

 

そしてレーザーで粘膜を切り開き、脂肪を切り取る。肉の焼けるような焦げ臭いにおいがする。

「お痛みどうですかー?」看護師さん

「痛くはない、けど、ちょっと怖い。」と私。

麻酔がちゃんと効いていて痛くない。これなら大丈夫そう。

どうやら針と糸を使っていらない脂肪を縛って、それをレーザーで切り取っているらしい。

私は手術前にあんまり詳しい手術の手順を見ないようにしていた。理論は理解していた。だけど、どうせやりたいのに手術の様子をみて怖気づくのが嫌だったのだ。

どっちみちやるのだから。

なるほど、なるほど、と思う。

焦げ臭い匂いが立ち込めるけど、緊張をほぐすために呼吸を深くしようと努力する。

口はカバーされているから鼻呼吸。

だんだん痛くなってきた。どうも場所によって痛みがある。

「おぉ」とか「うぅ」とか声を漏らす。

「痛いですよねー。」と二人とも言ってくれる。そして「麻酔足しますねー。」という。これは、嘘だな、と思う。私の気を楽にするために言っていると、なぜかわかる。

それでも「痛いです。」と言い続けると

「麻酔用意して」と先生。

ほら!やっぱり、さっきの嘘だったじゃん!となぜか当たったことがうれしいw

 

痛いです。でもそんなに痛くないです。いや、もちろん痛いです。

なんとも経験したことのないタイプの痛みです。

そりゃ脂肪をひっぱってレーザーで切り取っているのだから痛いのは当たり前なんだけど。

人生で一番痛かったのは、あれだなと思いを馳せる。

18歳くらいの時に若い歯科医にそそのかされ下の奥歯を抜いた時だな。

あの時は怒りすら感じたけど。

あとはやっぱり根っこまでやられてしまった虫歯が痛んだ時とか。

やっぱり歯って痛い!最近ではこまめに歯医者に行くようになったけど、若いころは遊ぶのに仕事に忙しすぎて放置してたから。。あんまり過去の自分に言いたいことはない方だけど、「歯医者に行け、それも、ちゃんとした信用できる歯医者をみつけろ。」とあの時の自分に忠告したい。

 

あ、話がそれました。

 

まぁそんなわけで、痛いけど、出産(したことないけど)とかひどい歯痛に比べたら痛くないです。

でも、地味な痛みが微妙に長く続くわけです。一瞬では終わらない。

まず右から、ちょこちょこ切り取っていく。先生は繊細に、丁寧にやってくれる。

それはありがたいことではある。

うめき声をあげる私に時々麻酔を足しながら30分ほどで右が終わる。

(あー。ようやく半分!)

そして左も同じように進められていく。なぜか左の方があんまり痛くない気がする。

まぁ気のせいかもしれないけど。

私はもともと右のほうが脂肪の量が多く、その分右の方が痛かったかもしれません。

それでも左も麻酔を追加してもらいながら進める。

引き続き焦げ臭い匂い。私のうめき声。

看護師さんは安心させようと私の肩をトントンと叩く。(これが何気にイラっとしそうになる。申し訳ないけれど。)

 

先生だって私がお願いしてやってもらっているわけで、もちろん私に嫌がらせをしたくて痛くしようとしているわけではないのに、「痛い、痛い」と文句を言って申し訳ないなぁと思う。つい、時々「すみません。」と漏らす。

 

左もおそらく30分ほどで終了。

 

ふぅー。終わった。。

 

と安心していたら、テープなどを外して、先生が

「確認したいので起きてください。」という。

え!

目を開ける勇気も今ないんですけど!

仕方ないので上半身を起こし、うつろな目を開く。痛いんじゃないかと、焦点を合わせるのも目をぐっと開くのも怖い。

正面見てください、上をぐっと見てください。(え!怖いんですけど!)

ともかく先生は正面からじっと確認し、下瞼を触ったりして細かくチェックする。

 

そして案の定。

もう一度寝てください。と、まだ続く・・・。

(いや、こんなにちゃんとやってくれてうれしいけども・・・。確かに中途半端にやって再手術なんてことになったらもっと嫌だけども!)と心の中でいろいろ思う。

 

そしてまた痛い・・・。

右も左も調整をしてようやく終了。

先生が満足したようで、もうそれは何よりです。

私は今ちょっと疲れてしまいました。

そして鏡を見せてくれました。

おおー。確かに!そういえばもうすでに目の下が軽い!手術中からそう思っていたけど!私の憎き下瞼のふくらみがなだらかになっていました。感動・・・。

でもとりあえず、休憩したい。ちょっと緊張というか、ぐったり。

でも、やりました!やりました!おめでとう!わたし!という気持ちでいっぱい。

 

そしたら先生が

「あ、ホクロも取るんだったー、また痛い麻酔しなきゃですね。」

と言われ絶句。

 

しぶしぶまた寝る私。

 

というわけで次回は手術続編、ホクロ除去の巻!です。